見て愉しむ 触れて味わう
三大発明のひとつ
活版印刷の新たな印刷スタイル

耳付きの手漉き和紙名刺を
活版印刷で刷る

逸 -ICHI- では、耳付手漉き和紙の風合いを生かし、
古くて一番新しい印刷方法、活版印刷で名刺を作ります。
私たちは歴史ある活版印刷の技術を、
時代とともに「活版」から「KAPPAN」へと進化させ、
さらに未来へ繋ぐ「CAPPAN」へと昇華させていきます。

活版
文字を立体的な「活字」の版に起こし、1文字1文字拾い組み合わせた「活字組版」による凸版印刷。先代の職人たちの魂が宿る熟練の技は今に引き継がれています。
kappan
デジタル化が進む中で蘇る凸版印刷として時代の潮流に乗り、印圧(凹凸)のある新しい活版技術を追求。日本の繊細で美しい印刷を活版印刷で世界へと発信しています。
cappan
これまでに培ってきた弊社の印刷技術を全て結集し、最新技術をも取り込んで独自の活版技術を確立。「活版」に関わる全ての人・モノ・情報を発信し、新しい活版印刷の可能性を開きます。

「CAPPAN」が目指すのは、
視覚だけでなく触覚にまで訴えかける印刷表現。
伝統を受け継ぐ和紙職人が漉き上げた紙に、
熟練した印刷工が魂を注ぎ、
大切な想いをかけがえのない逸品に仕上げます。

活版印刷の立体感ある風合い

手にした人の心に残る
活版印刷でしか出せない味わい。

活版印刷の歴史は古く、今から5世紀以上も前に発明され、人々の暮らしに深く関わってきました。活字の版にインキを塗布し、圧をかけて印刷する活版印刷では、現在の主流であるオフセット印刷では表現できない立体感ある風合いを味わうことができます。

ハイデルベルグ社の活版印刷機と職人
撮影:増田好郎

アートの域に到達する
活版印刷の名機と職人技。

印刷はインフラの業界。最高の機械があれば仕事も集まったという話を先々代より聞いた事があります。日本国内では最高峰の機械と言われたハイデルベルグ社の活版印刷機を使用しています。
60余年続く弊社では、先代からの凸凹がなくフラットな仕上がり、低印圧(キスタッチ)で仕上げたものが最高といわれた技術を引き継ぎ、現在の印圧を入れ凸凹を再現するする印刷に技術を活かしています。

凹凸の仕上がりを確認

歴史ある活版印刷を進化させ
独自の技術の確立を目指す「CAPPAN」。

元々活版印刷では、できる限り凹凸のないフラットに近い仕上がりが最良とされていました。そのため職人は、低印圧(キスタッチ)による高度な技術を鍛錬。
しかし現代の活版印刷が目指すのは、凹凸を際立たせた仕上がりです。「CAPPAN」は、先代が築き上げた熟練の技を受け継ぎ、最新の技術や機材を用いることで、活版印刷の新しい境地を開拓していきます。

超高濃度スミインキ

高い美意識を写すこだわりの黒インキ。
超高濃度スミインキ

世界的に高い評価を得る三星インキにご協力いただき、活版印刷用に特別に仕立てた超高濃度スミインキを使用しています。
このインキは、美術印刷の最高峰と言われる伝統技術・コロタイプ印刷のインキと同じパウダーベースで制作。オイルベースやラバーベースでは再現できない美しい漆黒色を再現し、耳付手漉き和紙に合わせることでさらに美しさを増します。

刷り上りの確認
撮影:増田好郎

最高の刷り上がりを求め
「版」の質にも妥協は許さない。

デザインに合わせて、金属版3種、樹脂版4種より最適な版を選択します。
金属版は主に亜鉛版を使用。上質な日本製の亜鉛版は生産が終了しているため、アメリカからの輸入版を改良しています。
海外の亜鉛版はレジスト層(感光膜)にムラがあり細かい文字や細い線の再現性が低いため、一度レジスト層を剥離し、国内で均一なレジスト層を再度貼付。最高レベルの印刷再現性を実現しています。
もちろん、他の金属版や樹脂版においても、最高の仕上がりを求めて改善した良質な資材を使用しています。

日本の風土と技を継ぐ美しい手漉き和紙を厳選

活版名刺に使用する耳付の手漉き和紙は、「CAPPAN STUDIO」がある西日本の和紙産地に生産をお願いしています。
数ある手漉き和紙の中から、味わい深い質感、独特の風合いが光る逸品を厳選。和紙の厚みや原料などについても相談しながら、活版名刺に最適な和紙を仕上げていただきます。
本サイトでは、吉野・黒谷・丹後・越前・石州、各産地の漉き手である和紙職人もクローズアップ。
和紙づくりにかける想いやこだわりもご紹介していますので、職人の顔を見ながら心に響く和紙をお選びください。

和紙テンプレート和紙名刺の
制作テンプレート(.ai)を
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