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名刺の基本レイアウト&デザインのコツ|名刺作成に役立つ情報をまとめて紹介

2021.09.26LABO

名刺サンプル

簡単なようで難しい名刺のレイアウト。
バランスの取れた見やすい名刺をデザインするには、いくつかのルールがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、名刺の基本レイアウトやデザインのコツ、紙の選び方など、名刺作りに役立つ情報をまとめて紹介!
初心者の方でもスムーズに名刺が作れるよう、丁寧に分かりやすく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも名刺の役割とは?

名刺交換

名刺は、ビジネスシーンで欠かせない自己紹介ツールです。
会社名、氏名、連絡先といったプロフィール情報がひと目で確認でき、相手との信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。
名刺の情報をもとに話が弾むことも多く、初対面同士が和やかに会話をスタートさせるためのきっかけにもなってくれます。
だからこそ名刺は、「相手に何をアピールしたいのか」「どんな印象を与えたいのか」をしっかり考えてデザインすることが大切です。
基本的なことですが、名刺の役割を理解した上でデザインを行うと、仕事への姿勢や人柄がより伝わる名刺になるでしょう。

まずは名刺の大まかなデザインを決める

スタンダードな横型名刺

名刺作成の具体的な作業に入る前に、どんな名刺にするか大まかなデザインを決めておきましょう。
3つのポイントをご紹介します。

名刺のサイズや形状を決める

まずは、名刺のサイズを決めましょう。
日本では、「名刺4号」と呼ばれる55x91mmの名刺が一般的です。
名刺交換をする機会の多い方にとっては、馴染みのあるサイズだと思います。
少し小ぶりな名刺がお好みの方は、「欧米サイズ」と呼ばれる51x89mmの名刺を選択肢に入れるのもいいでしょう。
日本の一般的な名刺よりも一回り小さく、おしゃれでクリエイティブな雰囲気を出しやすいことから、敢えて欧米サイズの名刺を選ぶ方も増えているようです。
その他にも、正方形や三角形、角を丸くした変形型など、特殊な形状の名刺も作成することができます。
個性的でインパクトのある名刺なら、相手の記憶に強く印象付けられそうですね。

縦型と横型のどちらにするか

名刺は、おもに縦型と横型の2タイプがあります。
近年では、横型名刺の人気が高く、主流となっています。
縦型と横型の名刺それぞれにメリット・デメリットがあるので、業種や好みに合わせて選ぶといいでしょう。

縦型名刺の特徴

日本で古くから使用されてきた縦型・縦書きの名刺は、フォーマルな名刺となります。
文字は黒、ロゴマークなどはエンボス加工で浮き出し、といったデザインのものが多く、慶弔用として縦型・縦書きの名刺を作る役員や代表の方も少なくありません。
堅実な印象を与えるため、金融業や保険業など、信頼性や誠実性が重視される業種の方にもおすすめです。
また、和の雰囲気があり、明朝体のフォントと相性がいいことから、伝統的な老舗や、日本文化に関わる職業の方の名刺としても適しています。
縦型名刺のデメリットは、縦書きにすると英数字が読みづらくなりがちな点。
TEL、FAX、URL、E-mailなどを載せる際、文字を回転させたり、文字間のバランスを取ったりして、美しく見せる工夫が必要です。

横型名刺の特徴

現在の主流となっている横型名刺。
全体のバランスがとりやすく、長い住所やメールアドレス、写真、ロゴなどもレイアウトしやすいのが特徴です。
また、漢字、カタカナ、英数字、すべての文字が同じ方向に並んでいるため、視認性と可読性に優れています。
横型名刺は、主流だからこそ他の名刺に埋もれやすく目立ちにくいという欠点もありますが、デザインや配色で独自性を持たせることは十分可能です。
デザイン、レイアウトの面において、縦型名刺よりもアレンジがきくのも魅力といえます。

片面印刷か両面印刷かを選ぶ

名刺は、片面印刷だけでなく両面印刷もできます。
例えば、表面には会社名、氏名、連絡先などの基本情報を、裏面には事業内容や実績を載せるといった使い方も可能です。
両面印刷にする場合は作業工程が追加されるため、片面印刷よりも費用がかかることになります。
とはいえ、名刺の裏面に情報を載せて有効活用することは相手方への大きなアピールにもなるので、予算との兼ね合いを考えて、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

名刺に載せる情報を整理する

プロフィール情報のイメージ画像

名刺のデザインやレイアウトに入る前に、名刺に載せる情報を整理しておくとスムーズです。
名刺に載せる情報を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
【載せるべきおもな情報】
・会社名
・氏名(ふりがな)
・肩書
・郵便番号、住所
・電話番号
・メールアドレス
・WEBサイトのURL
【その他の補足情報】
・会社のロゴ
・QRコード
・顔写真
・会社情報や経営理念
・自社サービスの紹介
・実績、受賞歴など
一般的な名刺であれば、55x91mmのサイズになります。
限られた枠の中に情報を詰め込みすぎると雑然としてしまうので注意してください。
名刺に載せたい情報が多い場合は、基本情報のみ表面に、補足情報を裏面に、というように工夫するといいでしょう。
今使っている名刺やこれまでに受け取った名刺を実際に手に取ってみると、どれくらいの情報を入れるべきかイメージしやすいはずです。

名刺の基本レイアウト|意識したい5つのポイント

豆電球のイラスト

すっきり見やすい名刺を作るには、いくつかのルールや抑えるべきポイントがあります。
ここでは、名刺のレイアウトを考える際に意識したい5つのポイントをご紹介します。

近い要素を持った情報をまとめて配置する

氏名と肩書など、近い要素を持った情報同士をまとめて配置すると、名刺の内容を認識しやすくなります。
具体的には以下のようにまとめられます。
・会社名・ロゴマーク
・肩書・氏名・ふりがな
・住所・電話番号・メールアドレス・URLなど
それぞれを1つのブロックとしてレイアウトを考えることで、全体のバランスが取りやすくなり、すっきりとまとまったデザインになります。
例えば、横型の名刺で配置を考えるなら、「会社名・ロゴマーク」は左上に、「肩書・氏名・ふりがな」は中央に、「住所・電話番号・アドレスなど」は右下にレイアウトするなどして、要素が異なるブロック同士の間隔を空けるのがポイントです。

文字揃えを活用する

美しいレイアウトを実現するには、文字揃えが非常に重要です。
文字揃えとは、行の始めや終わりをきっちり揃えて配置することで、おもに4つの種類があります。
・左揃え(行の左端を揃える)
・右揃え(行の右端を揃える)
・中央揃え(行の中心を揃える)
・両端揃え(文字を両端に均等に揃える)
横書きの名刺で多く選ばれるのが、左揃えのレイアウトです。
人が文字を読む際、左上→右上→左下→右下の順に目線が移動しやすいため、左揃えにすると美しいバランスに感じ、視認性も高まるといわれています。
少し個性を出したいなら右揃えも選択肢の一つです。横型の名刺で、住所や連絡先など右下に配置すると、右端がすっきりまとまりカチッとした印象を与えます。
左右のバランスが均一な中央揃えは、やわらかなイメージに。親しみやすい印象を与えます。
両端揃えは文字間のバランスの取り方が難しく、名刺にはやや不向きといえるでしょう。
ですが、上手に取り入れればセンス良く仕上げることも可能です。

文字の大きさとフォントを決める

文字の大きさについての基本的な考え方は、「大切な情報は大きく、補足情報は小さく」です。
氏名や会社名などの情報は文字を大きめに、住所や連絡先などの情報は文字を小さめにすると、ひと目で大切な情報が伝わる名刺になります。
また、フォント選びも大事なポイントです。
フォントによって、「堅実」「カジュアル」「女性的」など、与える印象が大きく変わります。
一般的には、ゴシック体や明朝体のフォントが選ばれることが多く、社風や印象付けたいイメージに合ったフォント選びが重要です。
名刺のフォントは統一するのが好ましいものの、フォントによっては英数字が読みづらいものもあるので、その場合は英数字の部分だけ別のフォントに変更しましょう。

ロゴは目線を集めやすい位置に配置する

名刺に会社のロゴを載せる場合は、人の目線を集めやすい目立つ位置にレイアウトしましょう。
ロゴには、企業やブランドのイメージ、コンセプトを表現する役割があり、見る人への強いアピールになります。
基本的にロゴは会社名の隣に配置することが多いですが、ロゴを大胆にアピールしたい場合は、ロゴ単体で配置するのもおすすめです。
ロゴの周りにたっぷり余白を取るなど、余白を生かしたレイアウトにするとおしゃれな印象に仕上がります。

余白の取り方で名刺の印象が変わる

余白の取り方も名刺レイアウトにおいて重要なポイントです。
余白をどのように取るかで、名刺の印象や情報の伝わりやすさが決まります。
洗練されたデザインを目指すなら、余白を十分に取ることを心がけましょう。
見た目の美しさはもちろん、余白によって文字が強調され、情報を印象付けやすくなります。
また、行間や文字間もバランスを見ながら調整していきます。
狭すぎても開きすぎてもアンバランスになるので、パッと見た時に美しいと感じる余白量を見極めましょう。
隣接する文字の間隔を調整するカーニングも活用してください。

名刺デザインのポイント|色数や紙の選び方

カラーガイドを確認するデザイナー

名刺作りにおいて、配色や紙の選び方も大切です。ここでは、名刺をデザインする際のポイントや注意点を解説していきます。

色数を3色以内にするとバランスが取りやすい

名刺で使用する色数は、3色以内に抑えるときれいにまとまります。
もちろん3色以上使用しても問題はないのですが、色数が多いとバランスの取り方が難しく、ごちゃごちゃした印象になりがちです。
きれいに見せるテクニックが必要になるため、初心者には難易度が高いといえるでしょう。
落ち着きのある雰囲気を出したいなら1~2色、ポップな印象にしたいなら3色を目安にデザインするのがおすすめです。
色には、イメージや感情を呼び起こす力があります。
知的で落ち着きを感じさせる「青」、柔和で穏やかな印象の「ピンク」、快活で躍動感のある「黄」、自然と成長を連想させる「緑」など、色が持つ心理的効果もデザインに有効活用しましょう。
また、同じ黒系の色であっても、明度(明るさの度合)の違いでイメージが変わります。
名刺の文字は黒である場合がほとんどなので、黒色のニュアンスにこだわってみてください。
その上で文字色とフォントの相性を考えると、より洗練された印象に仕上がります。
色彩の確認には、カラーチャートをはじめ、DICやPANTONEのカラーガイドなどを利用すると便利です。

紙の質感を意識してデザインする

名刺用の用紙には様々な種類があります。
雪のように白く、ふんわりした手触りのもの、手すき和紙のような素朴な味わいのもの、コットンを含んだ素材感のあるものなど、選択肢が豊富です。
実際に目で見て、手で触れてみないと分からない部分もあるので、紙を選ぶ際は無料サンプルなどの見本を取り寄せるといいでしょう。
存在感のある紙を選ぶ場合は、紙の持ち味が引き立つシンプルなデザインがおすすめです。
余白を多めに取る、色数を減らす、相性のいいフォントを選ぶ、などの工夫をすると美しく仕上がります。

名刺デザインをリサーチしておく

アイデアなしでゼロから名刺のデザインを考えるのは、なかなか難しいものです。
具体的にどんな名刺デザインにするか決まっていない場合は、既存の名刺を参考にするのも一つの方法です。
これまでに受け取った手持ちの名刺や、名刺販売サイトに表示されている名刺をチェックして、デザインのイメージを膨らませましょう。
同業種の名刺の傾向をリサーチして、レイアウトや色使いを参考にするのもおすすめです。
もちろんデザインを丸ごとコピーするのはNGですが、既存の名刺から名刺作りのヒントをもらうのは悪いことではありません。
リサーチで様々なデザインに触れることによって、作りたい名刺が明確になることもあるでしょう。

名刺のレイアウト&デザインはシンプルに

名刺の基本レイアウトやデザインする際の注意点など、名刺作りに役立つ情報をまとめてご紹介しました。
バランスのとれた美しい名刺は、余白を生かしたシンプルな構成になっていることが多いように見受けられます。
伝えるべき情報が引き立つよう、デザインの情報量を上手に調整することが大切です。
今回ご紹介したレイアウトやデザインのコツは、名刺だけでなく、ショップカードやチラシ作りにも対応できます。
一度覚えてしまえば簡単なので、色々なもののデザインにぜひ活用してみてくださいね。


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