A5サイズの本に使用する素敵なブックカバーを活版印刷で請け賜わりました。
「猫町」装丁展 萩原朔太郎×山川直人
2019年7月1日(月)―7月14日(日)に出展されたブックカバーです。
毛ヌキの見当合せ
1色ずつ印刷を乗せていく場合、見当合せは簡単でありません。
特に毛ヌキ合わせは見当合せが厳しいです。
今案件では、赤色部分のベタ白ヌキに見当を合わせを行っています。
版のセッテイング上は見当が合っていても、印圧による紙の伸びにより見当が合わなくなっていきます。
また、用紙は大きくなれば紙の伸びが目立ちます。
下記拡大写真のように、なんとか見当も合わせることが出来、納品させて頂きました。
活版ブックカバー仕様
サイズ:485x210mm
用紙:ハーフエアヘンプ四六判110kg
印刷:表2色印刷(オフセット1C+活版印刷1C)【刷色:DIC2/DIC411】
Client&Design:白畠かおり様
活版印刷とオフセットの併用について
大きなサイズの印刷物については、再現される内容によりオフセット印刷と活版印刷を併用して加工することも可能です。
CAPPAN STUDIOでは最大限に見当が合う(位置合せ)工程を考えております。
単純にオフセット印刷後、活版印刷という工程ではなく、工程毎に見当などしっかりあうようなノウハウを盛り込みながら仕上げて参ります。
都度ご相談ください。
また、御見積りご依頼時はデザインラフを拝見の上、お互い検討させて頂ければ嬉しく存じます。
※CAPPAN STUDIOでは厚紙の名刺での活版とオフセット印刷の併用はお断りしております。
活版とオフセットの併用の場合見当が合わなかったり、コスト面で高くなります。
詳しくは京都の店頭にお越し頂ければご説明申し上げます。
初回掲載:2019年8月19日
改訂掲載:2022年7月7日