上田バロンさんより企画展のご案内が弊社にありました。
社内回覧がありましたので、早速足を運んでみました。
素敵というか・・・。
凄いというのか・・・。
世界観がしっかりと感じることができたような気がします。
場所は京都御所前の虎屋京都ギャラリーです。
写真は、離して撮っておきました。時間あれば現地で見てください。
風神雷神も上田バロンさんのイラストレーションのタッチを感じれると思います。
私の言葉では、きちんと伝わらないので、下記ご案内原文掲載しておきます。
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イラストレーターの上田バロンから企画展のお知らせです。
ギリギリまで制作と準備が重なりリリースが遅くなりましてすいません。
9/1ー9/25まで、虎屋京都ギャラリーで「IMA RIMPA展」開催です!
昨年から琳派作品の制作依頼で、絵から広がる様々な拡張する展開の構想がありましたが、
今年春に完成した大作「UNIVERSE-地水風雷四季花鳥図」をメインに、器、刻鈑屏風、手染め本振袖、ネイル、写真という分野とコラボレーションさせていただきました。
やっと1つの現代琳派の世界観をカタチにすることができ、お披露目というカタチになりました。
琳派は江戸時代から派生した日本の伝統美術です。
風神雷神をはじめ、枠にとらわれずかっこいい、大胆でインパクトのある作品がが特徴です。
血族ではなく私淑によって継がれるその形態はこれまでも自由で創造的な作品を生み出しています。
本阿弥光悦の作家集落が京都に誕生して400年の今年、あちこちで琳派関連の動きが盛んになっているのは周知の事実。
虎屋での展示も虎屋で尾形光琳が大名に接見する際に献上した和菓子が虎屋であったと、レシピも残っているエピソードもあり非常にレアな場所での開催が実現しました。
ぜひこの機会にご覧いただければ幸いです。
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IMA RIMPA 現代の琳派・クロスオーバー展
琳派400年記念を迎えた2015年の秋。和菓子の老舗とらやの虎屋 京都ギャラリーにて、さまざまなジャンルのアーティストが現代の琳派を表現するアートイベントを開催します。
京都美術工芸大学の監修により、気鋭の現代作家である上田バロン氏と河原尚子氏を起用。
展示内容は上田バロン氏の琳派400年を私淑した大作「UNIVERSE-地水風雷四季花鳥図」をメインに、 SIONEの河原尚子氏とのコラボレーションのタンブラー。
京都美術工芸大学教授の安藤眞吾氏とのコラボレーションの風神図刻鈑屏風。
さらに、上田バロン氏x宮川徳三郎氏x松本伸氏との虹蝋彩手染金彩本振袖。
爪先で琳派を表現したネイリストのROSSA氏とのコラボレーションのネイルアート。
コラボで制作された本振袖をモデルの清水沙也佳氏に宮川徳三郎氏が着付け、ネイルにROSSA氏、ヘアメイクにHARIO!?氏を起用し、
京都のフォトグラファー中尾歓都己が大覚寺を舞台に撮影した大型作品が展示予定です。
また、期中にはトークセッションやまち歩きツアーイベントも実施。琳派ゆかりの周辺地域の魅力とともに、琳派の世界を体感いただきます。
2015年9月1日(火)~9月25日(金)(※9月12日休館 ※9月19日は終日貸切)
11時~17時(※9月25日は16時30分まで ※一部日程に限り入場制限があります)
入場無料(一部のイベントは有料)
会場:虎屋 京都ギャラリー
(地下鉄烏丸線「今出川」駅6番出口より徒歩7分)
作品詳細
Universe-地水風雷四季花鳥図
2015年
H1168 x W2730 mm
ウッドパネル//UVプリント/
Supported by Roland DG
上田バロン制作(Universe-地水風雷四季花鳥図)について
デジタル(Adobe Illustrator)で仕上げられた繊細な塗りと線。金箔和紙に最新技術のUVプリント(Roland DG LEC-540)を用いモノトーンに近い色調で描き上げたヒップでクールな琳派を表現。
作品解説
俵屋宗達の風神雷神図屏風と酒井抱一の四季花鳥図屏風から琳派代表作家の新旧の作品を融合させた新しい解釈と試み。
風神雷神は単なる模写にせず俵屋宗達がイメージの源泉にしたとされる、京都三十三間堂の風神雷神像木像から描き出した。
酒井抱一が尾形光琳風神雷神屏風の裏に銀で仕上げた夏秋草図を両面使いで新しいコンセプトで再構成したところにリスペクトし、今回の作品に彼の大作「四季花鳥図」を再構成し融合させる。
風雷地水図は火、空気、水、土の四大元素(エンペドクレス提唱)にも共通し、この世界を構成する根源であり最小単位。風(空気)、雷(火や水を構成する自然現象)を風神雷神と見立て、花鳥風月で豊かな日本の四季の美しさを大地(土)として描きました。
このテーマはつまり地球そのもの。金箔を用いた1枚の絵の中に万物を描き出した。