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活版印刷とは

活版印刷ってどんな印刷?

活版印刷ってどんな印刷?

活版印刷とは、活字を組み合わせて作った版=活字組版を使った印刷方法です。
印刷は使う版の種類によって「凸版」「凹版」「平版」「孔版」の4つの方式に大きく分けられ、活版印刷は凸版に分類されます。

  • 凸版 印刷方式
    凸版 印刷方式
  • 凹版 印刷方式
    凹版 印刷方式
  • 平版 印刷方式
    平版 印刷方式
  • 孔版 印刷方式
    孔版 印刷方式

凸版印刷の基本原理はいたってシンプル。
印刷したい部分が凸状に製版されており、その部分にインキを付けて紙を乗せ、上から圧力をかけることで紙にインキを転写します。
木版などは版が一枚の板からできていますが、活版印刷は文字のひとつひとつが別々の活字でできているため、これらを組み合わせることで何度も版を作ることができます。

元来はこの可動活字で作られた版による印刷が本来の意味での活版印刷に当たりますが、現在では「凸版を印刷版に用い、印圧による紙の凹凸が感じられる印刷」ともう少し広義に解釈される傾向にあるといえるでしょう。

活版印刷の歴史

活版印刷の発祥には諸説ありますが、東洋で生まれたというのが一般的です。
11世紀の北栄の発明家・畢昇(ひょっしょう)による膠泥活字。
13世紀の高麗の銅活字。
14世紀の元の篤農家・王禎(おうてい)による木活字がよく知られており、活字による印刷物も現存しています。

しかし、19世紀末までは東洋では活版印刷はあまり広く定着しませんでした。
26文字のアルファベット主体の西洋と違い、漢字文化圏では膨大な数の活字が必要だったため、というのがその理由とされています。

一方西洋では、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが、14世紀に活版印刷を発明したとされています。
鋳造しやすい鉛合金の採用、正確で安定した鋳造技術、活版印刷に適したインキの改良、ぶどう絞り機からヒントを得たとされる印刷機の開発など、近代的な活版印刷技術が確立しました。
この活版印刷には、それまで主流だった写本や木版よりも高い生産性があったため、ヨーロッパ各地に普及し、さらに世界中に広まっていきました。

活字
漢字の活字。
西洋に比べ普及伸びなかったのは、活字の多さが一因と考えられている。

活字_活版
アルファベットの活字。
高い生産性があったため、爆発的に普及して広まっていった。

日本での活版印刷

日本には、16世紀末に東洋・西洋それぞれから活版印刷技術が伝わりました。

西洋からは天正少年使節によって印刷機と技術が導入され、東洋からは豊臣秀吉の文禄・慶長の役による銅活字の導入があり、安土桃山時代後期から江戸時代初期にかけて様々な本が出版されました。

しかし、江戸幕府によるキリスト教禁教や鎖国によるヨーロッパ文化の排他、また前述の通り、漢字や仮名文字の活字の多さや、くずし字の形状の問題等も相まって、江戸時代は従来の木版が主流でした。

本格的な定着は幕末から明治にかけて。
西洋化・近代化の波に乗り、通訳者であった本木昌造、実業家の平野富二などの尽力によって、活版印刷が本格的に日本に導入されました。

日本語の活字の鋳造・体系化が行われ、以降、1970年代以降に写真植字やDTPが現れるまで活版印刷は、文字印刷の主流となります。

現在における活版印刷

長らく文字印刷の首座にあった活版印刷ですが、写真植字やDTPの台頭によりその数を減らしていき、21世紀現在では商業印刷の中心を担う役目は終えています。

しかし、活版印刷はなくなったわけではありません。

身近なところでは、名刺、賞状、ウェディングのペーパーアイテムなどの、少部数でも高品質な印刷が求められる分野でよく使われており、書籍でも限定本などの趣味性・専門性が高い分野で特に好まれています。

活版印刷がもつ独特の味わいは現在の印刷にはない魅力があります。
凹凸の面白み、わずかなインキ溜まりやかすれの味わい、オフセット印刷では困難な紙への印刷、インキをつけずに凸版を押す空押し、などその魅力は様々で多岐に渡ります。

現代の印刷にはない表現方法として再び注目を浴びています。
活字を選ぶ、文字を組む、インキを塗布する、圧をかける、インキが乾くのを待つ。

「伝えたいこと」があるからそのひとつひとつの作業を行って「刷る」。
それらに関わっている人の体温がどこか感じられるのも、活版印刷の魅力かもしれません。

活版_インビテーション
印圧による紙の凹凸は、活版印刷の魅力のひとつ。
やギフトアイテムなど、現在でも活版印刷が好まれるシーンも多い。

活字とは

活版印刷に用いられる文字の型を活字といいます。
角柱の頭頂部に文字や記号を左向き(いわゆる鏡文字)に突起させており、この突起部が印刷面となります。
鉛を主成分とした合金を鋳型に流し込んで鋳造されたものが一般的ですが、線画などの精密な表現が得意な亜鉛版、金属活字にない文字を手彫りで作れる木活字など、用途によって様々な素材が使い分けられます。

活字名称

【活字の大きさ・高さ】

欧米活字の大きさは「point(pt.と略される、本文中では以下ポイントと記載)」という単位で表されます。
1インチの1/72を1pt.としますが、活字におけるポイントは正確に1インチの1/72ではありません。

アメリカ、イギリス、日本などでは「アングロ・アメリカンポイント(1pt. = 0.3514mm)」が採用され、ヨーロッパの多くの国ではフランス発祥の「ディドーポイント(1pt. = 0.3759mm)」が普及して使用されています。
現代のコンピュータ組版では、1インチの正確な1/72が「DTPポイント(1pt. = 0.3528mm)」として使用されています。

活字の高さは、おおよそ1インチより少し低い高さ(0.918インチ、0.923インチ、0.928インチなど)が基準となっていますが、国や地域の基準によって様々な差異が見られます。

印刷時には字面の高さを揃える必要がありますが、同国内でさえも活字の高さはまちまちです。
他の鋳造所との混用ができないようにという販売戦略上の理由から、鋳造所が意図的に差異を設けたとも考えられていますし、またその逆に、鋳造所が発注元が採用している高さに合わせて、自社基準の高さをあえて調節したと思われる活字もあります。

 

号数について

和文活字では、ポイント制以前に作られた「号数制」という日本独自の規格が使われてきました。
もっとも大きい初号から順番に、一号、二号、三号と番号が増えていくにつれて小さくなっていき、八号までの9種類があります。

従来使われていた号数制は、横並びの大きさでは倍数関係が成立しますが、縦並びの大きさには関連性がありませんでした。
この問題を解消するため、五号の1/8の厚みを基準に割り出した新号数制が1962年にJIS規格として定められました。
この規格に則った活字を「新号数制活字」、それ以前の活字を「旧号数制活字」と呼びます。

新号数制では、初号(≒45pt.)、二号(≒21pt.)、五号(≒10.5pt.)、七号(≒5.25pt.)の大きさは旧号数制と同じで、一号、三号、四号、六号、八号、が小さくなっています。
関東圏では他の地域と比べて新号数制活字の採用が少なく、旧号数制活字が使われ続ける傾向にありました。
後に号数制に加えてポイント制も併用するようになったため、和文活字の大きさを表す環境は複雑なものとなっています。

また、号数以外にも、独自の発展を遂げてきた足跡が和文には数多くあります。そちらはまた別の機会にご紹介します。

CAPPAN STUDIOが目指す活版印刷

私共は創業60余年の印刷会社です。
創業時より活版印刷の仕事に携わり、職人の代が変わっても引き継がれた印刷技術を活かし、最新の印刷技術や資材も活かしながら日々進歩していけるよう、モノづくりに対して魂を込めた商品を世の中に出していけるよう活版の昇華を目指し研鑽しています。

CAPPAN STUDIOが目指す活版印刷とは

  • 活 版
    物質として存在する文字「活字」。1文字1文字を拾い組み合わせる活版印刷。先代の職人達の魂や熟練の技術を引き継ぐ。
  • kappan
    デジタル化される中で蘇る凸版。現在の潮流である凸凹のある新しい活版印刷技術。日本の繊細な印刷を活版印刷で世界へ。
  • cappan
    弊社の持つ、全ての技術を結集し、最新の印刷技術をも活版印刷へ盛り込み、弊社独自の技術の確立。活版に関する全ての人・モノ・情報を伝える。

古来(従来)の凸凹を出さないで刷るという活版印刷の技術。
この活版印刷の技術を応用し、現在の凸凹を出しながら綺麗に上質に仕上げる活版印刷の技術を高めていくよう精進します。

活版印刷で出来ること

私共が活版印刷や特殊加工を通して出来ることをご紹介します。

活版印刷、オフセット印刷、特殊印刷、特殊加工

  • 名刺
  • ショップカード
  • 封筒
  • コースター
  • 下げ札
  • タグ
  • プライスカード
  • ポストカード・DM
  • チラシ・フライヤー
  • カタログ・パンフレット
  • 写真集
  • 台紙
  • オリジナル文具・雑貨OEM製造
  • 紙袋
  • 包装紙
  • パッケージ
  • カレンダー
  • 年賀状
耳付和紙活版名刺オンラインストア 『逸』

手漉きの耳付和紙での活版印刷名刺をオンライン受注しています。和紙産地で作って頂いた耳付和紙に特別なスミインキを使った和紙名刺です。
耳付和紙活版名刺オンラインストア 『逸』

活版機や印刷資材の販売

レタープレスコンボキットオリジナル活版印刷インキの販売をしています。
オンラインショップでお買い求めいただけます)
また、ご自身で活版印刷をされる方向けに製版のオンライン注文サイトのご用意をあります。
凸版製版オンラインショップ

活版印刷での見本帳を販売しています。

活版ワークショップ/イベントの企画・出張・運営

商業施設やブランド、企業様のイベントに活版印刷のワークショップ/イベントを致します。
過去の活版印刷イベント/ワークショップ

プリンティングディレクション

オリジナル雑貨の製造販売

活版印刷に商品の一例を写真で紹介します。

〼名刺
スノーブル名刺

〼ショップカード

活版印刷ショップカード小口染め

左上から右へ、〼2折ショップカード、〼伝票、〼領収書、〼名刺

活版コーポレートグッズ

〼ポストカード

〼焼酎ラベル

活版印刷焼酎ラベル

〼B3サイズ フライヤー

フライヤー_b3_活版印刷

〼貼箱
活版印刷X引き箔

高級高価文箱オーダー

〼活版メモ

〼ノベルティ

左から、あぶらとり紙、懐紙、和綴じ一筆箋

あぶらとり紙

〼パッケージ(箱)、ラベル

パッケージ_活版印刷

〼カレンダー

マーメイド_カレンダー

〼ウェディングペーパーアイテム
ウェディング関係のデザイナー、ホテル、施設とのご提携をスタートしました。
活版印刷や特殊紙、特殊加工の拘りのウェディングペーパーアイテムの展開を希望する時はご相談ください。
(個人様向けには、まだ対応が出来ておりません)

その他、引続き更新してご紹介していきます!

 

 

 


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